歯の治療と聞くと、あの「キーン」というドリル音を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
今までの虫歯の治療では、注射麻酔をしたり、ドリルなどの器具を使って歯を削るので、治療中は痛みや怖さに悩まされることになりますが、最近はドリルで削らない治療方法があります。
レーザー治療や、カリソルブ、3Mix-MP法などがあります。
(入口が狭く、中で広がっている虫歯の場合、薬剤を入れたり、カリエス部分を除去できる大きさに削る必要があります。)
この『歯科用う蝕除去液(Carisolv)』は、痛みをほとんど感じないのはもちろんのこと、歯の健康な部分は傷つけずに虫歯になった悪い部分だけを除去する画期的な治療法です。
『う蝕』とは、虫歯のことで、歯科用う蝕除去液(Carisolv)は、虫歯を除去するために軟らかくする液です。
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カリソルブを感染象牙質(ムシ歯)へ運びます。 |
約30秒間待ちます。 |
軟化した感染象牙質を注意深く掻き取ります。 |
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常に病変部位が完全にカリソルブで満たされているように本品を加えます。カリソルブが濁らなくなるまで(3)〜(4)を繰り返します。 |
感染象牙質が適切に除去されたことを確認します。 |
修復処置を行います。 |
歯科用う蝕除去液(Carisolv)は、MI(ミニマルインタベーション)の理論に適した治療です。
MI(ミニマルインタベーション)とは、最小の侵襲(しんしゅう)という言葉の頭文字で、簡単に言うと『歯をなるべく削らない、抜かない』治療法です。
健康な歯の部分には作用しません。
歯科用う蝕除去液(Carisolv)は、歯の象牙質の虫歯部分だけを軟らかくして虫歯部分だけを除去しやすくします。健康な歯の部分を余分に削ることはありません。
安全な治療です。
歯科用う蝕除去液(Carisolv)は、厚生労働省の承認を受けています。安全性に関しても問題ないことが確認されています。アレルギー反応や有害物質についての報告はありません。
痛みの少ない治療です。
歯科用う蝕除去液(Carisolv)での治療は、耳かきのような専用の道具で軟らかくなった虫歯部分だけを優しく取り除きます。
静かな治療です。
従来患者さんが最も嫌う、機械(ドリル)で歯を削る治療法とは違い、音も振動も少ない静かな治療になります。
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